YAGレーザー溶接機の導入時に必要な用意

  1. HOME >

YAGレーザー溶接機の導入時に必要な用意

YAGレーザー溶接機の導入時に必要なものは、主に下記の2点になります。

  1. 電源AC200/220V【50/60Hz】(容量は仕様書参照。GNDが必要)
  2. チラー等の冷却水(強制空冷式には不要)

設置場所について

YAGレーザー溶接機の電源としてAC200Vが必要となります。電源ケーブルは丸型圧着端子状態で出荷します。よって、用意頂く電源と接続する方法の検討が必要になります。(コネクターの用意等)

日本国内の場合、屋内であれば問題は殆どありません。しかし極端に温度差があると結露する可能性があるので温度変化の少ない環境が最適です。

振動に対しても多少懸念はありますが、弊社では発振器内部で振動を抑制する機構を設けております。(プレス機等の横で使用して頂いている例もあります)

機種によって異なりますが、放熱スペースと発振器のメンテナンス(ランプ交換)を考慮した、メンテナンススペースの確保も必要となります。

また、レーザー装置内部にクーラユニットを装備しており、空冷機であっても内部を水冷しています。よって、内部の循環水が凍結しない場所の選定も必要となります。また長期の停止/輸送時の注意として、イオン交換樹脂が腐食、水が氷る等の被害を回避する為に水抜きが必要になります。詳細は取扱説明書に記載してあります。

イオン交換樹脂= 精製水の純度を確保する為に必要な消耗品
(交換推奨サイクルは6ヵ月)

周辺設備

光ファイバー
YAGレーザー溶接機から出た光ファイバーを、出射ユニット(加工ヘッド)に繋ぎます。床面等に置くと事故の危険や損傷させてしまう事が懸念されます。下記図のように上から吊したりと処理が必要です。どうしても床に這わす場合は、保護カバー等を設置し、謝って踏んでしまった場合でも光ファイバーが損傷しないように工夫する必要があります。
出射ユニット(加工ヘッド)
出射ユニットを保持・固定・調整等出来る冶具が必要となります。
制御
YAGレーザー溶接機を外部から制御を行う場合、事前にI/Oの準備が必要となります。
不活性ガス
加工に不活性ガス等が必要な場合は、治具等の他に周辺機器の準備が必要になります。

設備例

設備例

© 2024 UW JAPAN株式会社