レーザ機器を取扱う際の注意点。光ファイバの損傷

レーザ加工機・レーザ溶接機を使用するにあたり、いくつか注意しなければならない点がありますが、最も多い故障(一番起こりえる故障)として、ファイバの損傷があげられます。

光ファイバーは自然劣化の少ない部品であり、基本、定期交換は推奨しておりません。
知る限り、長い使用例は20年以上の製品があります。使用の方法・管理によっては長くご使用頂けます。

多くの場合、謝った取扱い方法によって光ファイバを損傷させてしまうケースがあります。

損傷させてしまう原因について解説します。

光ファイバを損傷させてしまう原因

  1. 光ファイバ端面にゴミが付着する
  2. 物理的な応力によって断線する
  3. 規定値を超える投入パワーや折り曲げによる故障

1.の不良原因として一番多いケースは、装置移設時による光ファイバの取り外しになります。移設時にお客様自身で光ファイバを脱着させ、謝った取り扱いによって光ファイバ端面にゴミが付着してしまう事があります。

端面は目視での確認が困難であり、約50倍程度の拡大鏡で確認する必要があります。また確認後に再装着する場合も端面を損傷しない様に注意を払う必要があります。

光ファイバーを取扱う際の注意点

光ファイバ端面にゴミが付着してしまった場合、エアーやアセトンでしっかりとクリーニングする必要があります。

また光ファイバが焼損した場合、光ファイバを接続する周辺箇所の粉塵を処理せずに、新しい光ファイバを装着してしまい再損傷してしまう例が多くあります。

焼損時に発生するゴミ類は周辺機器に対しても付着するので、適切に洗浄処理を行い正しく交換処置を行う事を推奨します。

ファイバ焼損

光ファイバ端面が損傷した場合の現象例

  • パワーモニター値は正常であるが、レーザ出力(加工)が弱くなる。または出ない。
  • ガイド光が出ない。又は拡散している。
  • 何度交換しても焼損してしまう場合がある。(上記、注意点参照)

光ファイバの固定に注意

  • 許容曲げ直径処理が不十分(推奨300mm以上 ※種類により異なります)
  • 出口側約300mm程度は直線が良い。特に付け根部分の曲げには注意が必要。
  • 光ファイバを床に置く場合、踏まないようカバー等で保護する。(※極力、床には置かない)
    • 光ファイバ固定例

      光ファイバの取扱いについて

      お客様による光ファイバの脱着は推奨しておりません。光ファイバの取扱い等を必要とするお客様には、別途、取扱指導と専用冶具の用意がございますのでお気軽にご相談下さい。

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